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胃の検査定期的にしていますか?医師が選ぶ検査方法とコメントをご紹介!

胃の健康は、私たちのQOL(生活の質)を左右する重要な要素の一つです。
胃の検査方法はいくつかありますが、どの検査方法を選ぶべきか迷うことも少なくありません。
そこで、医師たちに、もし自分自身が胃の検査を受けるならばどの方法を選ぶかについて聞いてみました!
専門家の意見を自身の健康管理の参考にしてみてはいかがでしょうか?


おすすめは経口胃内視鏡?それとも経鼻胃内視鏡?医師が選ぶ方法は

調査日:2024年03月02日

胃の検査方法について尋ねたところ、約半数の医師が経口胃内視鏡、つまり口から挿入する内視鏡を使用した胃の検査をしていると回答しました。経鼻胃内視鏡については、使用者によって向き不向きがあるようです。
内視鏡が苦手な医師も若干数おり、胃透視のみで検査を済ませているようです。

経口胃内視鏡

70代以上 男性 勤務医 在宅医療 一般内科 産業医
これまでに何度も人間ドックで胃の内視鏡検査を経口で受けています。経鼻のことも聞いてはいますが、鼻中隔湾曲症があることと、経口でも楽に行えていますので、経口を選択しています。

70代以上 男性 開業医 一般内科 産業医 その他
胃透視、経鼻内視鏡、経口内視鏡のすべてを経験しました。今の時代に胃透視はナンセンスですでに過去の遺物です。 経口と経鼻はどちらでもいいのですが、経口で慣れているので、ここ10年はずっと経口内視鏡です。ただし、会話ができないという難点があります。経鼻は鼻の狭いところを通していくのが何となく嫌だと言う程度の差です。自分が過去に内視鏡検査医として診療をしていたので、内視鏡の画像をリアルで見たいので麻酔は受けません。

50代 女性 勤務医 健診・予防医学 一般外科
胃癌の家族歴があり、ピロリ菌除菌歴もあるため、経口胃内視鏡を定期的に受けています。嘔吐反射が強いので、内視鏡医からは鎮静下ですることを勧められています。経鼻内視鏡は副鼻腔炎もあるので、躊躇です。(現在は経口内視鏡を鎮静下で受けています)


経鼻胃内視鏡

60代 男性 開業医 一般外科 一般内科 消化器内科
私も多少痛いですが、ピロリ陽性除菌後のため、毎年経鼻胃内視鏡検査を受けています。経口は反射強めなので苦しいです。セデーションしてもらえば楽だとは思いますが、鎮静剤が良く効く体質?なので、終了後に眠気が中々取れず、その日1日につぶれてしまいます。早期がんの発見率が低く、バリウムの排便が苦痛の胃透視は論外。

40代 男性 勤務医 麻酔科
胃内視鏡は受けたことがありますが、先生にお任せしました。鼻から通るなら、違和感に耐えられるならとのことで経鼻でしたが、問題ありませんでした。局所麻酔のみ(鎮静なし)で、術中は起きたままでも大丈夫だったので、画面を見させてもらいました。

50代 男性 開業医 一般内科 消化器内科
特に鼻腔狭小はないので、いつも経鼻内視鏡です。鼻腔麻酔はしっかり行いますが、鎮静剤は使わないのでそのまま自分で運転して帰ります。
検査日は休みを取ってるので、車を自宅に置いて昼呑みに出かけます。


胃透視で済ませる

40代 女性 勤務医 眼科
健診では胃透視で済ませます。胃痛で何回か経鼻胃内視鏡したことありますが、私も狭いと言われました。実際鼻からといえ鼻をやっと通過したと思ったら喉を通るときも辛いのでいずれにしても内視鏡は苦手です。なので健診では胃透視のみにしてます。

40代 男性 勤務医 麻酔科
内視鏡検査はどこからいれるにしても術者の技量によるところが大きく、自分は反射が強いのでなるべくならしないと思う。

50代 男性 勤務医 一般外科 消化器外科
毎年胃透視で異常なしでした。胆摘を行う際に胃内視鏡が必須だったため、初めて経鼻内視鏡を行いました。私も狭いと言われ、喉は楽ですが鼻の痛みが辛かったです。しばらく胃透視にします。

ご自身の身体や検査時のストレスなどに応じて、選択しているようです。
現在は、鎮静化で経口胃内視鏡を選択できる病院もあるので、そういった選択をしているというコメントもありました。

さらに、医師の健診&健診事情について調べてみました!

直近1年間で健診または検診を受けたかどうか医師に尋ねたところ、約6割の医師が「どちらか一方のみ受けている」と回答しました。その中で、健診を受けたと答えた医師が大半を占めていることがわかりました。

どちらか一方のみ受けている

50代 男性 勤務医 精神科
職場健診のみですね。一般採血と尿検査、胸写、血圧等と目と耳。
胃カメラなどは2018年を最後に受けていません。受けたいのですが。
ちなみに、2018年の職員胃カメラの施術者は外科部長でした。「あれっ、消化器内科の先生じゃない」と思いましたが、これまで外科手術をたくさんされてきた先生だし、大丈夫だろうと思って受けました。すごくしんどかったです。ゲーゲーしました。こう言うのもすいませんが、ハッキリ言って下手でした。手術を引退した後のために、手技習得で練習されていたのかな? 私は練習台だったか?

50代 女性 勤務医 健診・予防医学 一般外科
普段は、職員健診ですが、便潜血検査や婦人科検診や希望があれば胃内視鏡検査も含まれています。ただ、胃はピロリ除菌後ということもあるので、近くの消化器内科で定期的に胃内視鏡検査を、大腸内視鏡検査も3年に1回くらいと受けています。

60代 女性 勤務医 産婦人科
職場の健診は毎年。既往歴のあるところのみ毎年フォロー。本当はもっと受けたいけれど「忙しくて」言い訳とばかりもいえない..職場のは受けなかったら労災を渋られた例があると聞いてから部下全員に再三言っています。

40代 男性 開業医 消化器内科 救急医療科 老年内科 在宅医療 緩和医療
職場で仕事の合間に、血液検査、胸部X線、検尿、心電図です。比較的若い末期癌患者さんをみると、自分もがん検診をうけたほうがいいのかも・・と思うこともありますが、忙しいため忘れてしまいます。

30代 男性 勤務医 心臓血管外科
病院で健診があるのでやっている。
基本的には半年に1回採血など、1年に1回レントゲンなど。
年齢が上になると胃カメラなどが追加されていくようになっている。


健診・検診両方受けている

50代 女性 開業医 小児科
毎年夏に、職員とともに健診センターで受けています。オプションで、必要と思われる項目を追加しています。今年のオプション追加項目は、(胃内視鏡)、HbA1c、頸動脈超音波、頚部MRA、体成分分析検査、腹部超音波、頭部MRI·MRA、骨密度、子宮頸部細胞診、マンモグラフィー、乳房超音波、眼底検査、眼圧検査、VSRAD、MCIスクリーニング検査などでした。少なくとも5年に1回は大腸内視鏡を予定しています。

50代 女性 勤務医 眼科
2年ほど受けて無かったらLDL-Cが上がっていてびっくり。更年期の影響もあってと思われるが それから運動&食事療法で下げた。それ以来きちんと定期的に血液検査と年一回の健診は受けている。
母も長らく健診を受けていなかったようで ひどい貧血症状で受診した時大腸がんでかなり進行していた。父は健診は受けていたのでてっきり母も受けていると思い込んでいたので 確認してあげなかったことを非常に後悔した。

40代 女性 勤務医 一般内科 健診・予防医学
特定検診にレントゲン等追加できるものは追加しました。40歳を超えたため、上部、下部内視鏡も行いました。75gOGTTも受けておいてよかったです。各種エコーも受けたいですが、なかなか一日にまとめることができないため、時間を見つけて予約していこうと考えています。

70代以上 男性 勤務医 循環器内科
職場で人間ドックを必ず受けるよう手配してくれます。
ドックは健診や検診の両方の要素がありますが、足りない分(肺のCT、頸動脈エコーなど)は自分で適宜オーダーします。勿論この部分は自費になりますが、無症状の癌などの早期発見ができ、周囲では手遅れになった方はいません。医師は健診や検診を軽視している方は多いようですが、全く逆え有用と考えています。

40代 男性 勤務医 神経内科
勤務医であることもあり、定期健康診断は必ず受けています。腹部エコーなど法廷項目以外も受けています。費用は事業所負担で、健診を受けている時間も給与が支払われるので、受けない理由が特にありません。歯科検診も3~4か月ごとに受けています。


直近1年では両方受けていない

50代 男性 勤務医 耳鼻咽喉科
自治体の健診を受けていますが直近1年では受けていません。いろいろ疾患を抱えているので、ある程度の検査は通常の診察の中に入っていますので、追加で必要と思われたものを健診等で追加しています。

60代 男性 開業医 一般内科 血液内科 健診・予防医学
市町村の公的な健診は受けていない。山ん中から麓へ降りなければならないため、ドックもしばらく受けていない。自分で自分の胃内視鏡をできるほど器用じゃなし。採血くらいは自院で時々やっている。

50代 女性 勤務医 一般内科
コロナ禍で受診が後日に引き延ばしになり、そのまま何となく過ぎ、言われてみれば直近1年は受けていません。このまま今後も積極的には受ける気持ちはありません。

70代以上 男性 勤務医 健診・予防医学
心筋梗塞を患う前までは毎年受けていたが、梗塞後は毎月病院通いとなったので受けていない。高齢になると健診どころでなく受診で忙しくなっている。

50代 男性 開業医 循環器内科 一般内科 リハビリテーション科 総合診療
時々血液検査と、症状に応じて胃カメラ大腸カメラ、定期的に自分で胸部X-Pをしています。
健診をしているようなものかな?

胃の検査方法として、経口胃内視鏡が一般的である一方で、経鼻胃内視鏡を選択するメリット・デメリットについて知ることができました。
また、医師たちの健診および検診の頻度とその選択理由についても掘り下げ、医師がどのように自身の健康を管理しているのかがわかりました。

医師の意見を参考にしながら、自分自身の健康管理方法を見直し、適切な検査方法を選択するヒントにしてみてください!


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