
放置すべき、取るべき!? 「へそのゴマ」のケアどうしている?
11月5日は「ごまの日」
11月5日は、日付は「いい(11)ご(5)ま」と読む語呂合わせと、ごまとの相性の良いホウレンソウの旬の始まりの時期であることから、「ごまの日」に制定されされています。
そんなごまの日にちなみ、医師は患者さんの「へそのゴマ」の処理をしているかどうかについて聞いてみました。

「へそのゴマ」は”基本的に放置する”
「へそのゴマ」を取るとお腹が痛くなる、などと聞いたことがある人も多いのでは?
そもそも「へそのゴマ」の正体とは垢です。窪んだ構造をしているおへそは、はがれた古い角質がたまりやすいパーツ。
多くの医師が「基本的には放置、必要がある時のみ除去」と回答しました。
「積極的(垢を認めたらすぐ)に除去する」
取るべきと思います。当然愛護的に施行し、医原的な感染は避けるべきですが、腹腔鏡のアプローチとしても、創部の秘匿性・開腹までの最短ルートであることなどの観点から経臍的アプローチが増えており、老人が緊急手術した際のSSI予防にもなります。
(30代 男性 勤務医 一般外科)
「基本的に放置、必要(炎症の可能性がある、患者さんから要請がある)時に除去」
腹部外科なので術前には必ず除去します。しかし日常でそんなにへそゴマが原因で炎症を起こす患者を私は見ません。来院患者や入院患者全員のへそゴマをわざわざ除去しなくてもいいと思います。希望者の除去と清潔指導はしてもいいと思いますが。
(30代 男性 勤務医 消化器外科)
「定期的に除去する」
ヘソにオリーブオイルを垂らして一日おいておくと取りやすいようです。別な意味で腹腔鏡のオペが多くなったので、最近はヘソの垢をオイルで取られるケアをされている方々が増えているとのことです。
(50代 男性 開業医 麻酔科 リハビリテーション科 整形外科・スポーツ医学 漢方医学 産業医)
手術などで処理が必要になることも多い様子。
患者側としては、過度に触らず、日常の中で体を丁寧に洗うなどのケアをするのが適当なようです。
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