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医師起業家は将来増える?医師の起業意欲を調査

医師でありながら起業する”医師起業家”が増えています。
特に医師ならではの知識を生かしながら、ITの力でイノベーションを生み出す「ヘルステック」の分野においていくつもの企業が生まれています。
今後は、将来の選択肢の1つとして、起業を考える医師が増えてくるのではないでしょうか?
そこで、MedPeer会員である医師の皆さまの起業に対するニーズや関心について調べてみました!

医師の職務に専念したい層が半数!起業意欲が高い医師の意見にも注目!

調査日:2024年2月25日

「すでに起業している」と2.0%が回答しているのに対し、「起業に興味がない(48.4%)」「どちらかといえば興味がない(17.1%)」と回答した医師が合わせて65.5%となりました。
その理由としては、医師の職務に専念することの重要性が挙げられました。
それぞれの回答について、医師のコメントをご紹介します!

すでに起業している

60代 男性 勤務医 一般内科 総合診療 健診・予防医学
40そこそこで起業し、まあ普通の勤務医の数倍の収入は維持してきている。本当にこれがしたいことだったのかいまだにわからない時もあるが、人間って先立つものが入ってくるとあまり考えない生き物だとつくづく思う。

70代以上 男性 開業医 消化器外科 消化器内科 その他
ソフトウエア開発(業務支援システムなど)で起業しています。

60代 女性 勤務医 心療内科 精神科
出版・講演などを行う個人事務所を作っています。

60代 男性 開業医 一般内科 血液内科 消化器内科 呼吸器内科 循環器内科
学校法人理事長をやっていますが、すごく大変です。


興味がある

60代 男性 勤務医 一般内科
営利目的ではなく、医療制度と介護制度の狭間に陥っている人や、そもそも社会の救済システムにアクセスできない単身の認知症などを手伝う組織ができないかと考えている。とりあえず、どうしたらいいですか?

40代 男性 勤務医 精神科 救急医療科
10年前から開業をしたいという気持ちがあり、医局が許可するのであれば、今すぐでも開業する予定です。地域での医療、訪問診療に興味を持っている。

40代 男性 開業医 形成外科
自分の子供が医者になるとは限らないし、資格がないと継承が面倒なクリニックよりも他の事業が良いと思う。保険医療制度崩壊もありそうですし。

60代 男性 勤務医 産婦人科 精神科 心療内科
今から25年ほど前、自分でプログラムを組んで電子カルテを作りました。今も使っています。それが商業ベースに乗れば今頃は・・・


どちらかといえば興味がある

70代以上 男性 開業医 消化器内科 一般外科 一般内科 漢方医学
中国の友人と、特区を作ってもらい、中医・漢方治療のできる診療所や薬局を始めたかったが、友人が病気になり頓挫した経験がある。できればもう一度チャンスがほしい。

30代 女性 勤務医 その他
今頑張って貯金して、おばあちゃんになったら赤字でいいので「お客さんがたまにしか来なくてラジオ聴いてポケーっとしてる感じのたこ焼き屋」をするのが夢です。

70代以上 男性 勤務医 脳神経外科
医療知識の提供など一般向けに何かできるものがあるかどうかという興味関心はあるが、何をして始めればよいか分からないので、何もできない状態です。

40代 女性 勤務医 一般内科
あります。病院の中で患者を待つだけではなく、より社会に出ていく形で人々の健康に貢献できる部分があると思っており、起業にも興味があります


どちらかといえば興味がない

60代 男性 勤務医 神経内科
多くの医師は勉学に長けていて医学部に入学していますが、コミュニケーションや管理といった能力は様々で、ましては起業となると、いろいろな能力が必要になります。小生にはそんな能力がないことは自覚しており。あごかれはしますが、諦めており一生雇われでいくことになると思います。

40代 男性 勤務医 放射線科
興味がないとまでは言えませんし、キャリアを活かして起業している人は尊敬します。ただ自分は性格上、使われる側の人間だと思います。

50代 男性 勤務医 一般内科 漢方医学 総合診療 小児科 整形外科・スポーツ医学
子供が大学を出るまでは起業できるかどうかの財政面がはっきりしないので、卒業後あわよくば、という感じですね。


興味がない

50代 男性 勤務医 腎臓内科・透析
医師になるためには、多くの公金が投入されています。医師としての肩書だけ手に入れるために、医師の本業を全うする気のない人は、医師になるべきではないと思う。また、他業種は、競争の激しい世界だと思いますから、長い目でみると、真面目に医師として仕事する方が、成功する確率は高いのではないでしょうか。

50代 女性 開業医 皮膚科
私自身は全く興味がないというより才覚がないだけ。医師の資格を持ているから医者以外しちゃいけないということはないし、そのブランドを生かした何かをされるのは構わないと思う。
老健やいろんな施設をされている先生方も、もはや医者だからというより起業家だと思う。


医学領域とはまったく関係のない起業をした方や、医療業界でさらに貢献できないかを考えている医師など、さまざまな考えが垣間見えました。
起業に興味がある医師たちは、医療と介護制度の狭間で苦しむ方を支援するための企業の設立や、地域医療・訪問診療への参加など、自らの医師経験で感じたことから、起業を通じて社会的な課題の解決を目指しているようです。

医療業界だけでなく、他の分野においても、彼らの専門知識と起業家精神が新たなビジネスモデルを創出することになるでしょう。

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