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薬は飲むべき? 控えるべき?プロフェッショナルが実践する風邪を引いた時の服薬

季節の変わり目は、気温の変動や湿度の変化が大きく、体調を崩しやすい時期です。風邪を引く人も増え、くしゃみや鼻水、喉の痛みなどの症状で悩む人も多いのでは?
風邪症状が出た場合、どのように対処すべきか、医療のプロフェッショナルである医師たちに聞いてみました。

風邪を引いた時は薬に頼って正解!? 約75%の医師が「服薬」を選択!

風邪症状がある場合、服薬するか

咳、38℃程度の熱、鼻水・鼻づまり等の症状で、日常生活に多少の支障が出る程度で数日休めば回復するであろう、いわゆる「風邪」の場合、服薬をするかどうか聞いてみたところ、約3/4の医師が「服薬する」と回答!

「服薬する」
症状により消耗して2次性に関連した病態を起こすことがないよう服薬です。風邪を上手に落ち着かせることが重要です。火事はボヤのうちなら消しやすいのと同様です。
(40代 男性 勤務医 漢方医学 アレルギー科 呼吸器内科 一般内科)

「服薬する」
単純に日常生活に支障が出ている時点で問題なので、解熱剤や鎮咳薬などの服薬は大抵します。ただ、薬を処方してもらうよりも市販ののど飴を食べるなどの方が効果的だったりする。
(30代 男性 勤務医 消化器内科)

一方、「服薬しない」と回答した医師の意見もご紹介!

「服薬しない」
基本的に薬はリスクという考えのもと、治療に必要不可欠というものでない限り、極力薬は服用しないようにしてます。特に解熱鎮痛薬や眠剤、安定剤の類は副作用や依存性などの面から、とりわけ避けてます。
(30代 男性 勤務医 精神科 心療内科 在宅医療 美容・アンチエイジング)

「服薬しない」
咳、38℃程度の熱、鼻水・鼻づまり等の症状で、日常生活に多少の支障が出る程度で数日休めば回復するであろう風邪症状が出た場合、服薬しません。
(50代 女性 開業医 一般内科 代謝・内分泌科 産業医)

「服薬しない」
発熱が余程つらければ、解熱剤は使うかもしれませんが、極力使いません。充分な睡眠、充分な水分をとることが重要と考えています。
(40代 女性 勤務医 腎臓内科・透析 一般内科)

風邪症状を悪化させない、または早く改善するには、服薬を選択する医師が多いようです。
しっかり休息が取れる状況であれば、服薬せずに体を休めることも大事なようです。
風邪を引かないためにも、基本的な予防策を実践し、普段から睡眠、運動、食生活に気をつけて健やかな日々を送りたいですね。


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