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メディアの情報を診察中に聞くのはあり?なし?医師に聞いてみた

テレビやインターネットでひっきりなしに取り上げられている医療の話題。
診察中に患者さんから「ネットで読んだことがあるんですけど……」といわれたことのある医師も多いのでは?
そこで今回は、「テレビやインターネットの情報を引き合いに出された経験」について、実際の医師のエピソードを交えて探ってみましょう!

テレビやインターネットの情報を引き合いに出される、約9割の医師が一度は遭遇!

Q.テレビやインターネットの情報を引き合いに出された経験

テレビやインターネットの情報を何らかの形で話題にされたと回答した医師は、約9割。
そんなときこそ、医師が患者さんが安心し、納得できる形で医療を提供する必要があります。
メディアの影響を受けた患者さんとのコミュニケーションも、医師の重要な仕事の一環になっているようです。

よくある
何かで読んだとかで、よくわからないサプリメントを飲んでおられたり、予防接種を受けなかったり、処方された薬を飲むのをやめておられたり、いろいろありますが、都度ご説明して、ご納得が得られるよう努力しています。
(50代 女性 勤務医 リウマチ科 一般内科 膠原病科)

たまにある
具体的内容は覚えていませんが、患者さんが医療情報に興味を持ってくださるのは良い事だと思います。「医療及び保健指導を掌ることによつて公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保する」のが医師です。
(30代 男性 勤務医 精神科)

たまにある
自分の体を気にかけることは大事だが、テレビをみて見当違いのことを自分のことと思い込む方もおられます。幸い自分の患者では説明するとわかってくれるかたがほとんどですが、たまにこちらが嘘をついていると疑ってくる方もおられます。こちらが嘘をついても何の得もないのですが。メディアはインパクトのある煽り文句で視聴率を稼ぎたいのでしょうし、ある程度は仕方ないのかもしれないですね。
(30代 男性 勤務医 循環器内科)

たまにある
患者自身が積極的に医療情報を取り入れて健康を保とうとする姿勢を肯定しつつ、メディアの情報と自身の病態が一致しているかどうかという判断は医師に任せて頂くようにお伝えすれば丸く治まることが多い印象です。
(30代 男性 勤務医 消化器外科)

患者側の本音は、病気や怪我になったときにはどんな手立てでも頼りたいと思うことです。医師の役割は、患者さんが誤った情報や常識を信じて来院した場合でも、懇切丁寧に正しい情報を提供し、納得させること。

医師は患者さんの信頼を得るために患者さんの立場や感情を理解し、誠実かつ的確なコミュニケーションを取ることで、患者さんとの信頼性のある協力関係を築き、最良の医療ケアを提供することができるのかもしれません。


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