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「イシューを捉えることの大切さを知る」クリティカル・シンキング研修

メドピアグループでは部署や職種を問わず、全社員を対象にさまざまな社内研修を行っています。
今回は、先日行われた「クリティカル・シンキング研修」について、フィッツプラスで代表取締役社長で、今回の研修講師を務めた神林さんへのインタビューとともに、どんな研修が行われたかを簡単にご紹介します!

「イシューを捉える」クリティカル・シンキング

日々の生活や業務の中で、私たちは「問題に対する解決策を見つけること」を日常的に行っています。しかし、正しい答えのないビジネスシーンにおいて、問題の本質をとらえることはとても難しく、答えを導き出したとしてもそれを客観的にチェックするのはもっと難しい……。

さらに、論理的に考えることができ、客観性を担保していたとしても、上司やメンバーの納得を得られなければ意味がありません。

今回の研修では、グループでのケーススタディを通して、ある課題(=イシュー)に対し

・「自分に都合の良いロジックを組んでいないか?」
・「問いと答えは論理的、かつ客観的に考えられているか?」
・「事実と意見、目的と手段を分けて考えられているか?」

といった問いを立てて繰り返し向き合うことで、

・自ら本質的なイシューを設定できるようになる(的外れにならない)
・枠組みを理解し、網羅的に思考をめぐらせ、検討すべき十分な状態(MECE)を作り上げられるようになる
・会議などで自らの意見を整理し、効果的に他者に伝えることができる
・経験や直感に頼らない課題解決、意思決定を行うことができる

などのクリティカル・シンキングの効果を学んでいきました。

ビジネスで成果を創出するにあたって土台となる思考を学ぶことができた一日でした。

次世代リーダーが成長できる研修を

講師の神林さんは金融、健康管理業界において、立上げ期から上場するプロセスまで幅広く経験し、自身もMBAを取得。現在はフィッツプラス代表取締役社長として事業を統括しています。日々、さまざまなイシューに向き合う神林さんが、なぜクリティカル・シンキング研修の開催を企画したのか、研修に込めた想いや考えを聞きました。

──「クリティカル・シンキング」をテーマに選ばれた理由を教えてください

メドピアでは人材育成のテーマのひとつとして「次世代リーダーの育成」に取り組んでいます。経営管理をはじめとする知識スキルの習得も重要ですが、社員自身が視座を高め、全社視点を持って業務を推進していけるようになることも非常に大切です。

クリティカル・シンキングは、イシューをとらえるという点で、ビジネスを成長・成功させるための根底・根幹になるスキルです。かつ、クリティカル・シンキングを活用することは、自分自身の常識やバイアスに気づくことができ、視野を広げることにつながります。

一方で、こうしたスキルを体系的に学ぶ機会は、生涯を通じて意外と少なく、積極的に機会を作っていくべきだと考えています。多様なメンバーがいるメドピアがさらなる成長をめざすにあたってはふさわしい内容だと考え、クリティカル・シンキングをテーマに選びました。

──この研修を進める上で工夫した点や大変だった点はどこですか?

参加した結果、2つのゴールを達成できるように工夫をしました。1つめは研修に参加した人にクリティカル・シンキングの必要性を認識してもらうこと。2つめは学んだスキルを使い続ける意思決定をしてもらうこと

どちらも当たり前のことですが、一般的な研修ではなかなか達成できないゴールだと思っています。そのため研修では、この2つのゴールを到達できるように、座学とディスカッション、内省の機会を散りばめる工夫をしました。

具体的には、まずイシューをとらえることが大事だという点を理解してもらえるように、身近なケースや具体的な業務での使用シーンを提示しました。また、グループワークを通じて、ディスカッションを繰り返すことで、人それぞれに思考のクセがあることや、暗黙の前提があることに気づいてもらえるようにしました。

──実際の研修の様子はいかがでしたか?

リアル研修はとても活気に溢れていました。活気に溢れたのはコロナ禍でリアルな会話が少なかった背景もあると思いますが。

特にグループワークでは、時間を延長して欲しいという要望が上がったり、ディスカッションの際にはマスクをしながらも顔を突き合わせて話し込むグループも多く、大いに盛り上がりました(もちろん、その場で指摘し、ソーシャルディスタンスは保っていたのでご安心を)。

研修終了後も、受講者から2回目の開催について要望が寄せられるなど、学びに対する熱い意欲を感じています。

──受講者に研修をどのように活かしていってほしいと思いますか?

研修を受講して、クリティカル・シンキングについて「知った」「わかった」というレベルには至ったと思います。しかし、「できる」「使える」レベルに到達するには、日頃からクリティカル・シンキングを意識して実践し続ける必要があります。

何かを考えるときはまず「問い=イシュー」を立て、思考のフレームワークを意識しながらコミュニケーションを行ってほしいと思います。そうすることで、クリティカル・シンキングの効果を実感してもらい、仕事の成果につなげていってもらいたいです。

受講者コメント

クリティカル・シンキング研修を受講したみなさんから、以下のようなコメントが寄せらました!

「問い」をとらえることの大切さと、必要に応じて「問い」に立ち返ったり、「問い」を分解する必要があることを学ぶことができた
・クリティカル・シンキングを活用することは個人のスキルアップにつながるだけでなく、効果的な議論が実現できてチームの生産性向上にもつながることがわかった
・上司へ企画提案をする際、暗黙的な前提はないか?誰にとっての問いか?主張に対しての根拠は十分か?論点の抜け漏れがないか?を常に振り返ることで、コミュニケーション・ロスが削減できそうだと思った
・会社でこんな研修をしてくれると思っていなかったので驚いた

久々のオフライン開催となったクリティカル・シンキング研修。
部署を超えたメンバーでディスカッションを行うことで、受講者にとって普段とは違った発想や視点を得られる貴重な機会となりました。

※本記事は2022年6月に取材し、別ブログで公開した記事を転載したものです。


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