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医師がAIに任せたい業務は?最新調査をランキング形式で紹介

医療分野におけるAIの活用は、急速に進化し続けています。AIは年々進歩し、医師の業務負担軽減や診断精度向上などのメリットがあるといわれていますが、実際の現場に立つ医師たちはどう感じているのでしょうか?

2024年4月からスタートする「医師の働き方改革」に注目が集まる今、医師はAIにどのような業務を任せたいと思っているのか「MedPeer」の医師会員に調査しました。


【ランキング形式でご紹介】医師が選ぶAIに任せたい業務

医師2,500名に聞いたランキング結果をコメントと共に紹介します!

|第1位(45.8%)|事務作業(カルテ入力など)

40代 女性 勤務医 呼吸器内科 一般内科
論文検索なども任せたいところであるが、最近の雑務からまず解放されることが第一!ということで、事務作業。それがある程度ハンドリングできるようになったら、論文検索などもAI使いこなせたら楽になるの・・・だろうな。同率一位といいたいところ。

30代 男性 勤務医 総合診療 一般内科
多職種との共有が前提であり、時に患者側に開示する事もあるカルテ記載は重要な業務である一方で、労力も要する。日々の業務の効率化のためにカルテの雛形作成や、てにをはの修正などAIと協業できる作業は多いと考える。

40代 女性 勤務医 麻酔科 集中治療科
保険の仕組みはもちろん利用する立場として知らないといけないですが、病名入力や登録、DPC書類作成など臨床に関係ない業務をして貰えたらありがたい。

30代 男性 勤務医 小児科
箇条書きで入力するだけで、きれいな体裁に書き直してくれるとカルテにかかる時間が減らせて、患者さんに向き合える時間が増えるのではないかと思います。

40代 男性 勤務医 放射線腫瘍科
患者さんとの会話を自動的にカルテ用に体裁を整えて記載してくれる人工知能があれば、もっと患者さんの方を向いて診察できるので。

70代以上 男性 勤務医 リウマチ科 老年内科
視力低下と腱鞘炎に悩まされている老医としては、患者診察、データ解析、レントゲン読影しながら音声入力した記録を自分なりの言語表現でカルテに入力してほしい。それをもとに、自分で判断する診断治療方針をパラメディカルへ指示できるようにしたい。

50代 男性 勤務医 泌尿器科 腎臓内科・透析
カルテの疾患別テンプレートを問診などから自動的に打ち込んでもらいたいです。あとは微調整で済ませられそうですので。


|第2位(18.4%)|診断・治療方針検討

50代 男性 勤務医 消化器内科
数値化できる部分(採血結果や血圧など)は、どうみてもAIが得意です。再診の各種ガイドラインも入っていれば、最適解を見つけてくれるでしょう。この分野(診断、治療に侵襲的技術を要しない部分)は医者不要、と思います。あとはコスト面でもダウンされたら、患者もそちらを選ぶでしょうし、医者は太刀打ちできないでしょうね。

40代 男性 勤務医 老年内科
最も悩む業務だから。更に、今後「説明可能なAI」が進歩すれば、診断・治療方針の根拠を一般人にも理解してもらえる可能性があるから。

50代 男性 勤務医 呼吸器内科
膨大なデータを持っていそうなので、実際の症状と所見から鑑別診断を挙げてもらうことなどが考えられると思います。

50代 男性 勤務医 放射線科 一般内科 緩和医療 その他
病期により治療方針がガイドラインでかなりしっかりと定まっているため、AIが適応など出してくれるようなるのではないかと思っています。


|第3位(10.7%)|論文業務(検索、作成の補助など)

50代 女性 勤務医 一般内科 神経内科 総合診療 老年内科
一般のインターネット上の不確かな情報を基にしているChatGPTでなく、医学的に確かな情報源である医学文献のAI検索ならば、生成AIも問題なくある程度便利と思う。

30代 男性 勤務医 放射線科
MethodsやResultsに関しては文章構成のパターンがある程度決まっているので、テンプレートに従ったAIによる文章作成がある程度期待できそうな気がする。

30代 男性 勤務医 小児科
母国語でない言語での論文作成は自分にとって本当にストレスフルで、翻訳や校正を任せられるようになってきたのは本当に素晴らしい技術革新だと思います。

30代 男性 勤務医 循環器内科 一般内科
調べたい内容などの検索や文章作成が非常に楽になると思われる。それにより研究への負担が軽くなりより研究に対する姿勢が柔軟になるのではと期待する。

40代 男性 勤務医 消化器内科
文献検索は論文作成においてかなり時間を占めます。このような事務作業をAIに任せると時間節約になるのではないでしょうか


|第4位(7.6%)|患者さん対応(診療時の補助ツールなど)

30代 女性 勤務医 一般外科 家庭医療 緩和医療 乳腺・内分泌外科
手術や化学療法などの合併症や副作用が起こりうる処置の前の説明や予後告知、クレーム対応等、聞いた聞いてない問題はお互いストレスなので代行してほしい。訴訟リスク回避にも繋がりそう。

40代 男性 勤務医 麻酔科 集中治療科 緩和医療
患者さんへの説明は時間もかかるので、定型的なことに関してはAIが質疑応答も含めやってくれたりすると助かるかもしれません

40代 男性 勤務医 救急医療科 集中治療科 産婦人科
診断のサポートしてもらえると嬉しいです。病気と関係ないところの見落としを減らせるとうれしいです。

60代 女性 勤務医 精神科 放射線科
患者さんからの問い合わせ、相談に初期対応のできるAIがあると助かります。


|第5位(3.5%)|コメディカルとの連携(看護師への指示だしなど)

20代以下 男性 勤務医 精神科 一般内科
自動でカルテが出来上がり、それを確認するだけで済むといいと思います。非重症の内科疾患など型にはまった診療で済むものはほとんどAIでよいのではないでしょうか。

70代以上 男性 勤務医 産婦人科
当院は紙カルテも使用しており、PC画面と紙カルテを作成しています。
看護師への指示を操作上簡便になるようにAIを利用できないものか。

50代 男性 勤務医 消化器内科 放射線科
カルテに方針を記載すると同時に指示出しが出来ればよいと思います。

|特にない・その他のコメントも紹介

その他

50代 男性 勤務医 呼吸器内科
指示漏れやカルテの検索など単純作業の補助があるとありがたいです。何年か前に処方された軟膏を・・・といわれた時に検索してくれないでしょうか。

50代 男性 開業医 一般内科 消化器内科
労務管理をお願いしたいです。あとはレセプト点検か。また内視鏡のAI診断ツールも欲しい。

50代 男性 勤務医 精神科 一般内科
次回再診日時をスケジュールと睨めっこしながら決めるのはAIに任せたい

50代 男性 勤務医 精神科 産業医
診療情報提供書。その場で書かないといけない時に意外と時間がかかるため。

特にない

50代 男性 勤務医 麻酔科
任せるという発想が、危険です。責任の所在をはっきりさせないと、大変なしっぺ返しが来ます。AIに責任を負わせられるのか?資格を持っている看護師の不始末でさえ、責任を負わされることがあるのに、時間短縮と引き換えに、自分が関与しなかったことに対する責任が増加することは、まっぴらごめんです。

集計結果はこちら

調査期間:2024年03月09日 09:00 ~ 2024年03月09日 17:04

「医師の働き方改革」推進はAIにかかっている?

医師は診療という本来の職務に加えて、多くの時間を占める雑務が存在しています。
AI技術の精度が向上すれば、これらの負担を大幅に軽減し、医師が診療に専念できる時間を増やすことが可能になります。
AIによる支援が医師の働き方を根本から改革する日も近いかもしれません。

メドピアでは論文検索の効率化を行うツールを医師に向けて提供しています

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