男性医師の24%が日傘を利用!男性の利用もスタンダードに?
近年の猛暑や紫外線の増加に伴い、日傘の利用が注目を集めています。
特に、男性の間でも日傘を取り入れる動きが広がりつつあり、街中でも日傘を使用している男性を見かけるようになりました。
医師専用コミュニティサイト「MedPeer」にて、男性医師を対象に『日傘を利用したいと思いますか』という質問が投げかけられました。
医師たちの日傘に対する意識や利用状況を探ります。
日傘を利用している男性医師は4分の1
男性医師の間で日傘の使用に対する意識は広がっているものの、その利用状況や意識には年齢やライフスタイルなどに大きく左右されるているようです。
特に若年層や中高年層の男性医師の中で、暑さ対策や紫外線防止のために日傘を利用することが徐々に受け入れられつつありますが、一方で、自動車通勤など日傘を必要としない環境にいる男性医師や、習慣的に日傘を使ってこなかった男性医師は、利用しない傾向にあることがわかりました。
それぞれの意見をご紹介します。
日傘を利用している
50代 男性 勤務医 一般内科 その他 腎臓内科・透析
郊外から更に観光地のような奥地に電車・バス通勤。職場までのバス停に日陰がなく、バスは30分待ち、の様な場合だと、朝7時でも熱中症になりそう。日傘と中折れ帽(額と頭皮が焼けないように)で対応しています。亡くなった祖父もカンカン帽と黒い長い傘を持って通勤していたのを思い出したら、昔の男性も日傘持ってたし。さす時は傘が他人に当たらない様に気をつけています。
70代以上 男性 勤務医 小児科
帽子だけでは暑さ対策に全くなりません。傘は、「雨除け・陽除け・転びよけ」として、数年前から大きい雨傘を兼用で使っています。街中で傘を使う男性を良く見かけるようになりました。カッコ良いですね~。親近感を覚えます。
60代 男性 開業医 消化器内科 一般内科 循環器内科
2006年から使用しています。当時は、男が日傘なんてと周りから白い目で見られていましたが、気にしませんでした。暑さ軽減とシミの予防のために、使っています。おかげさまで10歳ほど若く見られます。
50代 男性 勤務医 一般内科 健診・予防医学 呼吸器内科 老年内科
今年からあまりの暑さに日傘を使っています。100%UVカットというのを買いましたが、確かに頭が焼け付く感じは減ったものの地面からの熱は防げないので想像したほどではなく少し残念です。
20代以下 男性 勤務医 麻酔科
鞄にいつも折り畳み傘を入れており、使っていた物が最近壊れてしまったので、雨傘と日傘の両用のものを購入して鞄に入れている。炎天下の中を歩く時に体感温度が下がり、とても便利。
40代 男性 勤務医 麻酔科
女性が使うというイメージを持っていましたが、今年から日傘を使うようになりました。日差しを遮るだけでもだいぶ体感温度が違うので暑さ対策として有用だと思っています。
40代 男性 勤務医 一般内科 腎臓内科・透析
インドやペルシャでは、高貴な身分では日傘をさしてもらう文化がありました。いまの酷暑では、日傘があると、疲れが違います。試してみてください。
今は利用していないが、利用したい
60代 男性 勤務医 老年内科 リハビリテーション科 産業医 麻酔科
通勤は自動車なので必要ないです。
近所のコンビニに歩いていくときは使ってみたいですが、私の家の近所では男性が使っているのをあまり見たことがないので使うのが恥ずかしいです。持ってませんし。
60代 男性 開業医 総合診療 代謝・内分泌科 一般内科 製薬医学
これだけ高温で、日差しが強いと、紫外線による被害は増えるばかりで、日焼け止めクリームなどで直接皮膚を防御するだけではなく、日傘も必要。男女問わず、Gender equityの観点からも。。
30代 男性 勤務医 消化器内科
主に女性が紫外線対策のために使う日傘も、直射日光を避け体感温度を下げる効果があるため、近年では男性の利用も広がっているようです。一方で、「日傘は女性が使うもの」という強いイメージから
70代以上 男性 開業医 一般内科 産業医 その他
日傘を使って見ると確実に熱感が少なくなる。日傘の効用は正しいと考えています。ただ、荷物が増えるので、日常的に使用しようとは考えない。代わりに帽子を着用するようにしています。
70代以上 男性 勤務医 産業医 一般内科
移動は主に自家用車かつ作業はほとんど屋内なので日傘の必要は感じてこなかったが、昨今の猛烈な暑さにおいては10m程度の歩行に際しても日差しの遮断が必要であると感じている。
50代 男性 勤務医 耳鼻咽喉科
男性も普通に日傘を利用するようになっており、違和感を感じなくなりました。近年、日中の日差しはかなり強いので、日傘は男女問わずに必要だと思います。
30代 男性 勤務医 循環器内科
普段の生活は自転車移動がメインのため日傘をさす機会が少ないため。しかし、日中の日差しが強いため歩きでの移動のときは利用したいと思うことが多い。
利用しておらず、利用したいとも思わない
70代以上 男性 勤務医 一般内科 循環器内科 代謝・内分泌科
私は物忘れをちょくちょくししますし、また手にモノを持って歩くと転倒する恐れもあるので、日傘は持ちません。必要なら帽子をかぶりますが、基本的には暑い中は外に出ないようにしています。
60代 男性 勤務医 消化器内科
自宅と病院を自動車通勤しており祝日も車で買い物にいくくらいであり、ほぼ日光にあたることがない生活なので日傘は不要です。
雨用の傘もほとんど使わない日常生活をしています。
70代以上 男性 勤務医 脳神経外科
日傘も帽子も使いません。今のところ、必要とは考えていませんが、そのうち気になりだすかもしれません。今後の検討事項の1つに忘れないようにしたいと思います。
50代 男性 勤務医 精神科 心療内科
利用しておらず、利用したいとも思っていません。紫外線対策として日本や中国、韓国は日傘を使いますが、欧米などは日焼け止めが主流と聞いたことがあります。
60代 男性 勤務医 呼吸器外科 一般外科
自分は利用しようとは思わないが、一般的には利用したほうがいいと思う。しかし、骨代謝のために1日30分程度、指1本は日光を浴びたほうが良いと思う。
60代 男性 勤務医 一般外科
雨でも少々のものなら傘は使っておらず、戸外の時間も少ないうえ、美容面に気にもならないたちなので、年齢的にも利用しようとは思いません。
50代 男性 勤務医 泌尿器科 腎臓内科・透析
日焼け止めクリームは使いますが、日傘を使うことには抵抗があります。若い男性で使っているのを見ますが私は無理です。
日傘を使いたいと思いつつも、恥ずかしさや周囲の目を気にして利用に踏み切れない男性医師も多いことがわかりました。日傘を使うことが、男性にとって一般的な選択肢となるには、さらなる意識の変革が必要かもしれません。
日傘の利用は暑さや紫外線から身を守るための有効な手段であることが多くの方に認識されています。今後、さらに日傘の有用性が広まり、性別や年齢に関わらず、日常的に取り入れられるようになることが期待されます。
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