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医師に調査「献血をしていますか?」

6月14日は「世界献血者デー」です。

世界献血デーとは
WHOにより定められた、血液という「いのちを救う贈り物」をくれる献血者の皆様に感謝するとともに、血液製剤を必要とする患者様のために献血が欠かせないことを知ってもらう日

「献血」は、多くの人命を救うために不可欠な医療行為です。事故や病気で輸血が必要な患者さんにとって、血液はまさに命を繋ぐ命綱となります。
献血の重要性を理解している医師自身は、どの程度献血をしているのでしょうか?
医師が自ら献血を行う頻度や、それに対する意識、そして実際の行動について調べてみました。

定期的に献血をしている医師は1割程度

MedPeer 医師調査
調査日:2024年3月10日

調査の結果、定期的に献血を行っている医師は1割程度ということがわかりました。
厚生労働省の調査によると、献血率は5.8%となっており、全国平均と比較すると、
定期的に献血を行っている医師は、「自身の行為が患者さんの命を救うことに直結する」という強い使命感を持っているようです。
それぞれの意見をご紹介します。

参考:厚生労働省「献血の現状

「年に複数回行く」

40代 女性 勤務医 一般内科 リハビリテーション科
大学生時代は2週間おきに成分献血してた。(おそらくは軽く鉄欠乏で)血小板が多めだったし、ちょうどいいと思っていた。就職してから途絶えたが、先日、夕方に足りないと悲壮感を出して呼び込んでいるのに出くわして全血で献血してから復活した。といっても、要請が掛かったら行くか、という程度。

20代以下 男性 勤務医 総合診療
献血回数100回を目指して学生時代に年20回程度目標に行って、たまに一年の上限に達するいわゆるカンストなど経験した。数年前ついに100回を達成したが、結婚や子の誕生、引っ越しを機に行くのが難しくなり、最近は年に数回しか行けていない。

60代 男性 開業医 一般内科 小児科
配偶者が献血の検診医のバイトをしている関係で年に2回くらいは献血します。ただし配偶者は「自分が担当の会場には来るな」と言われています。対象年齢の上限に達するまで協力するつもりです。

50代 男性 開業医 消化器内科
4ヶ月に1度できるんです。血液製剤は化学合成できないので、誰かが献血しないと維持出来ない。献血はある意味医療行為と同じで、患者を救う行為だと思っている。

50代 男性 勤務医 消化器外科
世の中で善行もいろいろあると思いますが誰にとっても良いとされることは少ないと思います。幸いまだこの年にしては健康なので年に2回は行なっています。


「年に1回程度行く」

60代 男性 勤務医 一般内科 神経内科
以前、内服薬が多くなった時点で献血できなくなり、それ以後していませんでした。その後、最近になって、現在の内服状況なら献血ができるようになっていることがわかり、献血を再開しています。

50代 男性 勤務医 病理
大袈裟かもしれませんが、年に一度の医療者の務めと思っています。年齢制限にかかるまではやっていきたいものです。健康状態のチェックにもなります。

20代以下 女性 勤務医 小児科
もっと高頻度で行きたいが、体重が足りず長時間の拘束となるためあまり気軽にいくことができない。

60代 男性 勤務医 産業医 一般内科 健診・予防医学 消化器内科
勤務先に移動献血車が来た時に、なるべく協力している。街中の献血ルームに行くことも稀にはあるが、以前ほど居心地の良さを感じなくなった。

50代 女性 勤務医 整形外科・スポーツ医学 リハビリテーション科 産業医
献血車をみるたび献血しに行くのですが、ここ数年は比重足らずでできていません。


「2~3年に1回程度行く」

50代 男性 勤務医 精神科
今年も献血するつもりで、受け付けまで行ったが、直前で気持ち悪くなってしまい辞退。情けないですが、今年はまだしていません。

40代 男性 勤務医 腎臓内科・透析 代謝・内分泌科 膠原病科 循環器内科 一般内科
職場で献血できる機会がないので、うまく都合があったときにどこかでするという感じです。

30代 男性 勤務医 精神科
近所に献血バスが来て、体調が良かったらするようにしています。

60代 男性 勤務医 一般内科 循環器内科 老年内科 感染症科 代謝・内分泌科
普段は業務で手一杯、何かで外出した時に献血車があれば行く程度。

40代 男性 開業医 一般外科 腎臓内科・透析 緩和医療
若い頃はよく行きました。最近はサボり気味です。


「ここ数年は行っていない」

40代 女性 勤務医 産婦人科
ここ数年間、妊娠、出産、授乳の繰り返しだったので、行っていませんでしたが、つい10日くらい前に久しぶりに行ってきました。いつか自分もお世話になるかもしれないので、できるうちは協力しようかなと思っています。そのうち、人工血液が活躍する時代がくると思いますが、自分の血液が役に立つ間は使ってもらえたらいいと思います。

30代 女性 勤務医 その他
学生時代、ぼーっとしたい時に年に数回行ってました。大学から近いところに献血センターがあったので。ヘモグロビンで引っかかって献血不可が続くようになってからは、手間を取らせて申し訳なくなったので最近は行けてないです。

50代 男性 勤務医 耳鼻咽喉科
BSE問題が出てくるまでは運転免許更新の際など不定期に献血をしていました。1988年に1カ月ほど英国に滞在していたことがありますので、BSE問題以降は献血ができなくなり、この20年近くは献血しておりません。

70代以上 男性 勤務医 脳神経外科
献血は69才までと決められていますので、70才になってからは行っていません。それまでは120回行きました。以前は区切りの回に盾をいただいていました。もったいない経費の使い方だと思っていました。

50代 男性 開業医 精神科 小児科
学生時代は成分をしていましたが、最近は忙しくて全血の30分が取れず、行けていません。近くにバスが来ているのに。通算60回で止まったままです。


「献血はできない」

60代 男性 勤務医 一般内科 循環器内科 一般外科 腎臓内科・透析
学生の頃はジュースを飲みたさに時々行っていました。仕事をしてからその余裕はなくなり、さらに英国留学をしたタイミングが悪くそれ以来、機会はあったのですが、輸血ができなくなりました。もう少しで年齢も引っかかってくると思います。

40代 男性 勤務医 感染症科
以前検診でHBs抗原陽性、HBs抗体陽性の結果が出たから。ワクチン接種によりその以前より抗体は陽性、その後何度再検しても抗原陰性だから、抗原陽性はなんかの間違いと思うが、献血として血液を提供するのは気が引ける。

40代 女性 勤務医 放射線腫瘍科 放射線
時間があった頃は時々行っていたが、今は、献血に行く時間が捻出できない(そんな時間があったら寝たい)。また、貧血などはないが、慢性疲労が続いているため、体力的にも自信がない。

50代 男性 勤務医 病理 皮膚科
以前は瀉血と簡易な健診を兼ねて時々献血していましたが、輸血を受けて以後献血はできなくなりました。輸血後10年経過したら献血可となりませんかね。

60代 男性 勤務医 神経内科
高校・大学時代は献血をよくしていましたが、狂牛病流行期にヨーロッパに長期滞在していたことがあり、現在は供血者にはなれないことになっています。


「献血はできるが、したことはない」

60代 男性 開業医 一般内科 消化器内科 漢方医学
学生時代、大学に献血車がやってきて順番を待って並んでいましたが、屈強な同級生が献血中に失神してしまい、その対応に追われて献血する機会を失してしまいました。以後、「あの同級生が失神した」というトラウマから、献血からは遠ざかっています。

50代 女性 勤務医 在宅医療
体力に自信がなく試みたことがない。医者になりたての頃に献血ルームのバイトに行き、献血直後のマッチョな若者がすごい勢いでぶっ倒れたたのを目の当たりにしたことがある。こわくて。

60代 男性 勤務医 小児科
学生時代から、医療関係者は何らかの感染症をもらう可能性があり、献血で迷惑をかけると言われてから献血はしていません。また、血管が細いので物理的に困難でもあります。

50代 女性 開業医 皮膚科
若いころにやろうと思っていましたが機会を逸してしまいました。現在開業で忙しすぎて献血に行く暇もなく、さらにもういい年なのでできないと思います。

40代 男性 勤務医 救急医療科 精神科 一般内科
学生時代にしようと思って行った際に海外渡航歴がありできないということがあり、それっきりになってしまいました。


多くの医師は、学生時代や若い頃には頻繁に献血を行っていたものの、現在は時間の制約や業務の忙しさから、なかなか足を運べないという声が多く聞かれました。また、BSE問題による海外渡航歴や健康状態が原因で献血が難しくなったという医師も少なくないようです。

これらの医師の声を通じて、献血の重要性を再認識するとともに、献血に協力することの意義を改めて考えるべきなのかもしれません。

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