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【12月12日は「漢字の日」】医師3,014名に「今年の漢字」を聞いたら、脱コロナ渦・日常生活復活の兆しが見えた

こんにちは、メドピアのアンバサダー・メドベアです。

メドピアでは、毎年、医師専用コミュニティサイト「MedPeer」の医師会員に医学界を表す一文字「医師が選ぶ今年の漢字」を調査しています。
今年、2023年も調査を実施しましたので、みなさまに結果をお伝えしたいと思います。

昨年2022年までは、3年連続(2020年~2022年)で、新型コロナウィルスを表す「禍」という漢字が1位となっていましたが、今年はどんな漢字がランクインしたのでしょうか?
早速見ていきましょう!


1位 「戦」 118票

  • ウクライナの長引く戦争、ハマスとイスラエルの争い、他人事では済まないと思っています。(50代 循環器内科 男性)

  • 戦争が多く、戦時下の医療体制の弱さを実感しているから。(50代 精神科 女性)

  • 薬が足りなくて取り合いになりかねないことや、世界に目を向けると戦争で病院が被害に遭い、安全な医療を受けることさえできずにいて、危機的な状況であると思います。(40代 一般内科 女性)

昨年のランキングではロシアのウクライナ侵攻を理由に「戦」が挙げられ第4位となっていましたが、今年は1位に。戦争が終わるどころかハマスとイスラエルの衝突も始まるという事態に、多くの方が驚きと恐怖を感じたのではないでしょうか。

2位 「復」 112票

  • 新型コロナ感染症が5類になり、行動や一部の診療が元に戻り経済活動が復興してきた年なので。(60代 眼科 男性)

  • コロナが落ち着き患者の来院数も増加してきており、面会なども復活する病院が増えてきたため。(30代 整形外科・スポーツ医学 男性)

「復」が2位となりました。3年連続で続いたコロナ「禍」を抜け出し、元の日常に戻った喜びを感じる方が多いようです。

3位 「変」 101票

  • 医師の仕事において働き方改革が来年から開始され、変化の時を迎えようとしているから。(30代 消化器外科 男性)

  • Covid-19に対する体制、季節外れのインフルの流行、気候変動、医師会体制の変化、良くも悪くも(よいことはあまりないが)、変化の激しさが目立つ。(70代 麻酔科 男性)

また3位の「変」はコロナへの体制が大きく変わったことに加え、働き方改革による医療現場の変化や、今年の夏の異常な高温などが挙げられ、様々な変化のあった年だったと思い出されます。

4位 「改」 83票

  • コロナ禍で様々な様式が変化していった。オンライン診療やオンライン学会など便利になっていったものもある。(40代 消化器内科 女性)

  • コロナ明け、働き方改革元年として、医療界の構造が大きく変わり始めた年だから。(50代 泌尿器科 男性)

5位 「乱」 74票

  • コロナにインフルエンザに大混乱。(70代 耳鼻咽喉科 男性)

  • 4年近く続いている新型コロナウイルス流行や長引く暑さなどのせいで、感染症がいつもとは異なる時期に流行したりして対応に混「乱」が生じた1年だったように思います。(50代 一般内科 女性)

まとめ

いかがでしたでしょうか?

2023年「医師が選ぶ今年の漢字」、3年連続で1位だった「禍」に代わり、「戦」が1位となりました。
長引くウクライナの戦争やハマスとイスラエルとの戦いにより、医療体制が危機に瀕していることが印象的だったようです。
また、新型コロナウイルスが5類へと移行になり、経済活動が戻ってきたという実感から「復」という文字も僅差で2位にランクインしています。
さらに、2024年医師の働き方改革を見据えて変化を迎えようとしていること、医療業界もコロナ禍で様々な様式が変化していったという「変」や「改」といった文字が上位となりました。

来年2024年は、医師の働き方改革など医療業界にとって変革の年、どのような感じがランクインすることになるのか、今から注目です!

1~10位までの詳細なランキングはこちらからご覧ください。


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