ドクターコール、医師の体験談を紹介
公共の場で『お医者さんはいますか?』と声がかかり、緊急患者を救助する、テレビドラマでよく見る「ドクターコール」の一場面。
果たして、こんなにドラマティックなシーンは、実生活においても起こり得るのでしょうか?
そこで今回は、公共の場所で突然のドクターコールに直面した医師たちの体験談を医師専用コミュニティサイト「MedPeer」にて聞いてみました!
ドクターコールに遭遇した経験を持つ医師は3割!
3人に1人がドクターコールに遭遇した経験があることが判明!ドクターコールという緊急事態に公共の場で遭遇することは、医師にとって珍しい経験ではないようです。
予期せぬ緊急事態にどのようにに対処したのか、経験者の意見を聞いてみました。
40代 男性 勤務医 麻酔科
海岸沿いで行われた駅伝大会で遭遇しました。「医者がいたら来てほしい」とのことで軽い気持ちで駆けつけたら心停止していました。現着が最初だったので、慌てて心マしました。病院単位で参加しているチームが複数あり、多くの医療従事者がいて不幸中の幸いでした。最終的には搬送先で救命できたようです。
40代 男性 開業医 消化器内科
正確にはコールではないが、食事をしていた場所付近で交通事故がありトリアージが必要と判断し現場に向かい対応した。
お一人は路上で心臓マッサージおよび救急隊到着後に挿管対応を行い、そのまま近隣の三次救急まで同乗搬送を行った経験があります。
50代 男性 勤務医 総合診療 循環器内科 一般内科
数回あるのが、飛行機内での診療要請に応じたこと。一回あるのが、交通事故に遭遇、若い外国人女性が重症となっており、ただの歩行者だった研修医時代の私が、蘇生しながら、救急車に同乗して、救急医療機関まで搬送したこと。そして、その女性は、ハーバード大の医学部教授の娘さんだった、すごい感謝状が届いた。
60代 男性 勤務医 小児科
飛行機内で2回遭遇したことがあります。最初は新婚旅行中で、2回目は海外での学会へ参加する途中でした。1回目は酔って倒れた症例、2回目は神経調節性失神の症例だったので、診察しただけで終わりました。エンジン音がうるさく、聴診は難しかったです。使いませんでしたが、バッグバルブマスク、輸液ルートの準備もしていました。後日、飛行機会社から感謝状が送られてきました。
50代 男性 勤務医 脳神経外科
以前、仙台に新幹線で出張先(学会参加)に向かっていた際に車内で気分不良患者が発生し車内放送でドクターコールあり。少し逡巡してから現場に向かうと、学会に行く途中の他の医師が腐るほど終結していた。一番驚いたのは車掌さんだったと思う。医者、こんなにおるん?って(笑)
新幹線や飛行機の中、スポーツ大会の会場など、テレビドラマに匹敵するほどのドラマチックなエピソードが多数寄せられました。
公共の場で突然呼びかけられる緊急事態に、医師たちは迅速かつ冷静に対応し、人命を救っています。
これらの体験談は、私たちの日常生活において医師という存在がいかに重要であるかを改めて実感させてくれます。
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