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医師に共働き事情を調査、専業主婦、フルタイム、時短それぞれの苦労も

子どもを持つ医師の共働き家庭では、仕事と子育ての両立という大きな課題にどのように対処しているのでしょうか。
家庭生活と仕事のバランスを保つには?
子育てと仕事の両立に関する実際の医師たちの事情を探ってみました。

共働き夫婦は医師全体で約35%


夫婦の就業状況について医師調査


内閣府が発表した『男女共同参画白書 令和4年版』(2022年)によると、一般の夫婦を持つ世帯の約70%が共働きであるとされています。
これに対し、医師では、「夫婦ともにフルタイム勤務」または「片方がフルタイム、片方が時短勤務」が合わせて約35%となりました。

しかし、20~40代で見てみると、「片方がフルタイム、片方が時短勤務 (23.5%)」、「夫婦ともにフルタイム勤務 (16.2%)」が約4割、「片方がフルタイム、片方が勤務なし (32.9%)」が減っており、共働きが増加していることがわかりました。

20代・30代医師 夫婦の就業状況について
20代30代の回答抜粋

以下、共働きに関する医師の意見をピックアップしました。

片方がフルタイム、片方が勤務なし
結婚と同時に家内は専業主婦になりました。ただし、第二子が4月3日に誕生したとき、第一子が幼稚園入園をしています。ちょうどその時に新しい職場に移っているのですが、4月の1ヶ月間お休みをいただけるという、ありがたい体験をしております。毎日幼稚園の送り迎えをして、保護者会にも出席したりしていました。
(50代 男性 勤務医 精神科)

片方がフルタイム、片方が勤務なし
今まではこれで大丈夫でしたが、子供二人が大学に進学し、仕送りなどで出費が急にかさむようになりました。子供たちのところへ行く分の交通費ぐらいは稼いでほしい、と薬剤師免許を持っている妻に言っているところです。
(40代 男性 開業医 一般内科 総合診療 小児科 漢方医学)

夫婦ともにフルタイム勤務
保育園に8時から19時まで、その後近所の方に預かってもらいました。いろいろな方にお世話になり、なんとか。さすがに病気の時は遠方から両親に来てもらいました。子供は一人だからできたけど、二人以上はフルタイムは無理だったと思う。今は女医も増えて産休育休が取れるからいいけど、当時は制度なかったし、手術件数の多い基幹病院に残るには休んだら終わりと感じてました。今思えば、もう少し遊んだり、食事も気にかけてやったらと反省します。自分の子には寂しい思いをさせたくないから絶対医師にはなりたくないと中学生まではずっと言われました。でも、医学部に入り、親が大変だった事を少しは理解しつつ、尊敬?も。どんな形でも継続して下さい。支えてくれる周りの方に感謝して。
(50代 女性 勤務医 眼科)

夫婦ともにフルタイム勤務
第1子の時は、平日に育児に費やす時間を確保するのはまず無理な状況でしたので、市内の私の実家に預けて平日は過ごし、週末は自宅で過ごす生活でした。まだまだ研修や研究の時期だったので時間に余裕がなく、両親には、助けてもって今があることを忘れることはできません。感謝の思いでいっぱいです。ただ、子供にとってはどうだったのか、週末は精一杯接していたつもりですが、理不尽な生活を強いていたことは間違いなく、申し訳なかった思いが残ります。
(50代 女性 開業医 小児科)

片方がフルタイム、片方が時短勤務
家事は多少分担していますが、妻である私のほうが配分は多いです。2人子供がいますが、6ヶ月の育休後から週4の時短勤務をしています。
家事は家事代行に頼めばよいと思いますが、子育てだけはある程度やりたいというのが私ども夫婦のスタンスです。
時短にしていることで子供の習い事に行けますし、自分の時間も作りやすいです。適度な息抜きをするほうが、仕事のモチベーションを保てます。おかげで子育て中でも専門医を2つ増やすことができました。
(40代 女性 勤務医 脳神経外科)

片方がフルタイム、片方が時短勤務
妻にパートの形で仕事してもらっています。私が保育園の手続きに行ったときの笑い話ですが、役場で妻の働き方を聞かれたときに「8時15分~17時15分の時短です」と言ったら、「それは時短なんですか?」と聞き返されました。役場の人からも「お医者さんって大変ですね」とねぎらいの言葉をかけられました。
(30代 男性 勤務医 麻酔科)

長時間の勤務、不規則なシフト、常に高い専門性が求められる医師の仕事と、就学前の子どもの育児を両立させることは決して簡単ではないよう。日々の忙しい生活の中で子育てに十分な時間を割くために労働環境を変えるという選択も必要なことも少なくありません。

2024年4月に施行される「医師の働き方改革」が、医師のキャリアと家庭と両立させるための第一歩となるかもしれません。

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