【開催レポート】意思決定につながるスライド」の作り方を徹底講義!ビジネスプレゼンテーション研修
メドピアグループでは部署や職種を問わず、全社員を対象にさまざまな社内研修を行っています。
今回のテーマは、「ビジネスプレゼンテーション」。参加したメンバーよりレポートをお届けします!
講師紹介
今回は、当時かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」などのプライマリケア領域のプラットフォーム事業を統括する事業部長(現・執行役員 CSO)の後藤さんが講師を務められました。
後藤さんは2017年8月にメドピアに入社しましたが、前職はコンサルティングファームで4年半の間、主に企業の経営コンサルに従事してきました。
「ビジネスにおけるプレゼンテーションスライドを作ることに関しては、経営コンサルタント職が最もスライドを書く訓練を受けていると思う」とのこと。後藤さん自身が、これまでのキャリアを通して吸収したノウハウを活かし、“伝える”ための明確な方程式等の紹介を交えながら、「伝わるプレゼンテーションの極意」を伝えてくれました。
何を学ぶか
この研修では具体的に以下の内容を学びました。
作成コストが非常に大きいスライドという方式は、「意思決定につながるシーン」で選択されるべきものであること
その上で「意思決定につながるスライド」を作る手法は
1. 骨格を作る -「縦」の構造と「横」の流れ
2. 内装を作る -スライドルールとビジュアライズ
3. 伝える設計 -課題起点で書かれること
の3つのステップに分けられること
いざ受講!
まずはメンバーの課題感を尋ねるヒアリング。
「みなさんは社内外のプレゼンテーションで課題を感じていることはありますか?」と問われると、ある社員から「オペレーションの運用フローを社内でプレゼンする時に図式にしたほうがわかりやすいのでは?と思いつつも、チャートにすると細かくなりすぎて逆に伝わりづらくなってしまうため、よく悩む」との相談が寄せられました。
後藤さんは、「とても良い視点ですね。本編で『ビジュアライズ』の仕方についてもお伝えする章があるのでご参考になればと思います」と答え、実際に本編で具体例を提示していました。
社外向けの営業資料を頻繁に作る社員からは、「どれくらいの情報量で結論を資料化すべきか、プレゼンでどこまで触れるべきなのか塩梅がわからない」という声も。
後藤さんは、「相手によって伝えるべき内容を変えるなど、パーソナライズをすることは資料作りの大前提です。プレゼンではついつい『少しでも多くの情報を伝えたい』と全部伝えたくなります。ですが、提案においてはすべての意思決定権が相手側にあると考えています。自分自身が伝えたいことをすべて伝えようとして、あれもこれも情報を詰め込むことは避けたほうが良いですね」と答えていました。
意志決定のためのスライドの作り方
「スライド資料はコストとインパクトを鑑みても、何かの意思決定を行うことを目的として使われるべきです」と後藤さんは話します。
意思決定のためのスライド作りはどうあるべきか、スライドの骨格作りから内装への反映、その考え方から具体的なメソッドまで、実践的な内容がレクチャーされました。
具体的な方法論として「意思決定をしたくなる資料にするには、全体を通して主張したいメッセージは直接伝えるのではなく、相手が自ら気づく構成にすること」が重要であることが示されました。1番伝えたいことはスライドには書かず、ピラミッドストラクチャーを用いて伝えたいメッセージを構造分解して見せていくととても説得力のあるスライドになるそうです。
ほかにもスライドに落とし込むときの具体例として、「ビジュアライズ」の仕方についても説明がありました。
講義を受けて
なるほど!と納得することばかりで、さすが「意思決定につながるビジネスプレゼンテーション」についての講義だと感じる時間でした。
この講義の資料構成をどのように考えたか、といった講師の後藤さん本人の思考整理についても解説があったので、概念と事例の両方から学ぶことができ、かつその日からすぐに活かすことができるメソッドもたくさん知ることができました。
今後のビジネスプレゼンテーションの機会でどんどん活かしていきたいと思います!
※本記事は2022年8月に別ブログで公開した記事を転載したものです。
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