見出し画像

【2023年振り返り企画】『薬剤師が選ぶ今年の漢字』TOP5発表、医薬品不足による薬剤師の混乱がランキングに反映される結果に

こんにちは!ヤクメドのアンバサダー・ヤクロウです!

2023年も残りわずかとなりましたね。
2023年振り返り企画として、『医師が選ぶ今年の漢字』を発表しました。
そして、今回、企画第2弾として、薬剤師限定コミュニティサイト「ヤクメド」にて薬剤師会員に『薬剤師が選ぶ今年の漢字』を調査、公開いたしました。

薬剤師の皆様にとって2023年はどのような年だったのでしょうか?


『薬剤師が選ぶ今年の漢字』TOP5

1位「欠」

  • 医薬品が欠品の嵐。卸への手配、ドクターへの変更の説明等に翻弄された1年であった。

  • 出荷停止などで欠品が相次いでいたり、インフルエンザが例年とは違う時期で大流行し、子供の感染や学級閉鎖でスタッフが欠員したり、と苦しめられた。

  • お薬の供給不足続き、欠品に喘いだ一年。いつまで続くのか?

2位「無」

  • 後発、先発医薬品共に品薄で探し回る日々だったから。

  • 漢方や咳止め、解熱剤等、薬が無い、入らないの連続だったためです。

  • 薬がとにかく足りない一年でした。毎日、入荷にドキドキしていました。

3位「不」

  • 出荷調整で不足薬が続出したため。

  • 医薬品メーカーの不正、医薬品不足等の「不」

  • 薬が不足で不安定。そのため患者さんは不安になりました。安定供給の回復は不明。不の連鎖ですね。

4位「困」

  • とにかく薬が入荷しないので、困ってばかりでした。今年も困難な1年だったという意味で「困」を選びました。

  • 出荷調整品が多数出て、その度に調達に追われ、患者様には説明や入荷遅れでご迷惑をお掛けし謝罪したりと困惑することが多かったから。

5位「咳」「迷」「乱」

  • 圧倒的咳止めの欠品。

  • 咳止めの薬が不足で枯渇な状況であるため。

  • 薬が無く、患者様に迷惑をかけてた事の意味。

  • 薬が足りなくて迷う。

  • 医薬品供給や診療報酬、介護報酬改定への道筋、労務環境問題など何にもまとまっていない状況を思って。

  • 咳止めや解熱剤、抗生物質の供給不足があり、問い合わせ変更や問屋さんへの在庫確認、患者さんへの対応等で調剤業務に乱れが多く生じたため

  • コロナ5類移行、インフル蔓延、薬が足りないで、業界の混乱がすさまじい。

  • 納品も乱れ、欠品が多く業務フローも乱れ、患者様から「またないの?」と言われて心も乱れ・・・。

『薬剤師が期待する来年の漢字』TOP5


1位「満」

  • 働く側も患者さん側も満足できる薬品の数や品質等が保たれて欲しいと思います。

  • 欠品の対応に追われることなく、患者さんに満足のいく服薬指導を行えるようになりたい。

  • 【満足】な在庫で、患者さんにも従業員も【満面】で【円満】な関係を再構築したい。

  • 満ち足りる、薬だけではなく、患者様、医療関係者のメンタルも満ちてくれることを祈っての漢字です。

2位「安」

  • 早く「安定」した医薬品供給がされて、患者さんの「安心」を提供できるように。

  • 安心してどの処方箋も受けられますように。

  • 本来の目的である安心・安全な医療の提供に重視した医療行為ができることを願って。

3位「充」

  • 薬不足が解消されてほしい。人手不足が解消されてほしい。

  • 欠品なく薬が充足し、患者満足度が充実し、医療者のモチベーションが充分に上がることを期待して。

  • 必要な患者に必要な量の必要な剤型、価格の薬を十分に供給できるようになって欲しい

4位「潤」「有」

  • 薬の供給が潤沢であるように。

  • 薬の在庫だけでなく医療業界のすべてが潤沢に と希望です。

  • 来年は、薬が有りますように。

  • 処方医に、患者様に、薬がありません…と謝るのが辛すぎる。有る状態になって欲しい。

まとめ

2023年を象徴する漢字として、ヤクメド会員の薬剤師の皆様に選ばれたのは「欠」でした。
次いで2位が「無」、3位が「不」。今年も引き続き、出荷調整による欠品が相次いでいることから、3年連続「欠」が1位となる結果となりました。
医薬品不足の対応の他に、新型コロナやインフルエンザ流行によるスタッフの欠員・不足などの理由も見受けられました。
5位には新しく「咳」がランクインしています。コロナ禍では落ち着いていた、インフルエンザの流行もあり、今年は医薬品の中でも、特に咳止め薬の不足を実感した方が多かったようです。

また、2024年に期待を込めた漢字には、「満」が選ばれました。
次いで2位が「安」、3位「充」と、今年の漢字「欠」とは対照的な意味を持つ漢字が続きます。医薬品の安定供給を切に願う、薬剤師の方の来年への希望が反映された結果となりました。

2024年が医療従事者の皆様にとって、よりよい1年になることを願っています。

薬剤師限定コミュニティサイト「ヤクメド」で記事を見る

医師が選ぶ今年の漢字はこちら

かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」

マガジンをフォローいただくと、薬剤師・薬局関係者の方々に向けた情報をお届けします!

MedPeer Style動画配信中!

#メドピア #MedPeer #ヘルステック #医療DX #企業のnote #survey #調査データ #アンケート #ドクターズボイス #薬剤師 #今年の漢字

この記事が参加している募集

最後まで読んでいただきありがとうございます。 公式X(旧Twitter)でもたくさん情報を発信しているので、ぜひフォローをお願いします。